あさイチで保育園の保育の質問題が特集!過酷な労働環境も原因の一因?

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2月17日のNHKあさイチでは保育園の問題が特集されました!
保育士の置かれている過酷な現状や実際に行われた驚きの保育環境など番組の内容をご紹介します。

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保育士の質が問題に!

現在待機児童解消のため、保育士の数を多くしようという動きがあり急速に保育士の数は増えています。
しかしその一方で保育士の「質」が追い付いていないのでは、という現状もあるんです。

番組に登場したケースでは、
・保育園に預けていても着替えさせていない
・おむつの数が減っていない
・献立も簡素なメニュー(お漬物とケチャップライスだけなど)

などお母さんが不安に思うことが多く、連絡なしでその保育園を訪問した際に子供を無理やり寝かしつけているシーンを目撃してしまったそうです。
またお子さんの様子も帰り道ぼーっとしているなどおかしかったんだそうです。
このお母さんは最初認可保育園を希望していましたが入ることが出来ず、認可外保育施設に預けることになり結果このようなことが起こりました。
現在では転園し、認可保育施設に入ることが出来たということです。
認可外がいけないというわけでは決してありませんが、このような現状もあるということは意識せざるえませんよね。

ちなみに認可外保育施設には栄養についての具体的基準はないため行政は指導が出来ないそうです。
そのためメニューは「お漬物とケチャップライス」だけだとしても、保護者として意見は言えても行政にどうにかしてもらうことは出来ないんです。

さらに子供を無理やり寝かしつけていた件に関しても相応の証拠や事実がない限り踏み込めないんだそうです。
ちなみにこの問題に対する問題の保育園の回答は「保護者のとらえ方の問題」である。というものでした。
それでは正直保護者の立場としては納得できませんよね。

うつぶせ寝の危険性

また番組ではうつぶせ寝がおそらく原因でお子さんを亡くしたご夫婦が登場しました。

お二人は定員30名の市が認定した民間の保育施設に娘さんを預けていました。
園が息をしていないことに気がつき救急搬送された時、すでに体は冷たかったそうです。
うつぶせ寝でお昼寝していたことはわかりましたが、原因不明で不詳の死ということになってしまいました。
その後事故の4日後に保育施設から市に提出された資料では、通常通り保育が行われていたと書かれていました。
でも納得できなかったご夫婦は保育士たちを呼び出し、詳しい話を聞いたところ、寝なかったためうつぶせ寝のまま布団など3枚を頭までかぶせたそうです。
その後の見回りでも遠くから見守る程度で近くに行って顔を見るなどはしていなかったそうです。
市は昼寝中の園の管理が充分でなかったということは認めていて、指導は入ったそうですが園に対して行政からそれ以上の追及はありません。

お父さんお母さんの気持ちになってみるといたたまれませんよね。
ちなみにこのご夫婦はその後園と保育士さんを相手取り訴えを起こしましたが結果は不起訴処分となりました。
求めていた結果にはならず、難しんだな、と思った。とお父さんがおっしゃっていました。

さいたま市ではその後事故防止策として
・すべての認可外保育施設に呼吸チェックを義務付け
・抜き打ちで立ち入り調査を行う

ということを行い、結果ルール違反を行っていたところは41%だったのが3年で18%にまで減ったそうです。
今後はこれがもっともっと少ない数値に出来るようにしていかなければいけませんし、認可外であっても意識の高い保育園が増えることを願うばかりです。

保育士の置かれている過酷な現状  

問題となった保育園のようなところももちろんありますが、ほとんどの多くの保育園では保育の質の向上にとても力をいれています。
その一方で、過酷な労働環境などで保育士さんたちのおかれている環境がとても大変なのも事実です。

今後国の計画では50万人の子供の受け皿が必要となる予定で、保育士さんが新たに9万人必要なこともわかっています。

現在保育士さんは
平均賃金は約21万円(全職種の平均は30万円)
平均勤続年数は7.6年(全職種の平均は12.1年)
離職者は3.2万人/年(就職は年に4.6万人)
・・・つまりせっかく仕事を覚えても半分以上の人が辞めていってしまうという現状
というデータもあります。

保育士さんたちの言い分

番組によせられたファックスでも保育士さんからの声が多数届いていました。
一例をご紹介するとこんなものがありました。
・今現在認可外保育園で働いている。正直仕事がまわらない。特に乳児のおむつ交換、授乳には時間がかかる。
授乳は保育士が手で与えず哺乳瓶にタオルを巻いて与えている。
事故が起こったらと思うと不安だが仕事がまわらないため仕方がないと言い聞かせている。

・以前保育士をしていた。
0歳児に対して無理やりお茶を飲ませたり、吐き出した食べ物を食べさせたり、絵本で頭をたたく、押し入れに入れる、脅す、見ていられず虐待していた先生に言ったら「新人が生意気な口答えをするな。」と言われた。

・1歳児の担任をしている。12人を2人の保育士でしている。
朝の支度や給食の準備に1人はいると12人を1人でみていなければいけないのが現状。
午前中に帳面を書いたり、掃除や行事の準備もしなくてはならず、寝ない子についている時間はないため寝てほしいというのがある。
有給もほとんどとれず、サービス残業や家に持ち帰りの仕事が多くストレスがたまる。
現状をわかったうえでの論議をしてほしい。

・本当に現場は過酷。
虐待を認めるわけではないが、質、質、質と言われても本当にゆとりもない。
低賃金すぎる。
子供を預かる仕事をするがゆえに、私たち保育士が稼ぎが少ないから子供や家庭を持てない。
本当にわかってほしい。

・保護者の質、子供の質については問題にしないのか。
こども園での保育の仕事をしていたが、預けられる子供は問題行動ばかり。
親がきちんと家でしつけをしていたんだろうかと思う子が多い。
お迎えに来た親御さんも保育士に全く声もかけず、早く帰り支度をするように子供にうながすばかり。
保育園で起こる問題は保育士の問題だけではないと思う。

最後の意見にはイノッチが「そういう問題ではない。」と言っていました。

多くの意見があり、とても大変な現状もとても伝わってきました。
でもだからといって虐待やいい加減な保育が許されるわけではありませんし、でも保育士さんも人間ですから心にゆとりがなくなれば起こってはいけないことが起こってしまうかもしれないですし、とても難しい問題だと思いました。

丁寧な保育を志す「社会福祉法人こぐま保育園」の独自の取り組みとは?

番組ではがんばっている保育園の1つとしてさいたま市にある「社会福祉法人こぐま保育園」が紹介されました。
定員100名の認可保育園で、朝7:30~夜7:30の12時間開所しています。
保育士が長時間労働にならないように、早朝や夜間にパートさんを15名雇って対処しているそうです。
以前ここで働いていた人などベテランのパートさんばかりです。
さらに日中の人手の多い時間帯にもパートさんを雇い、人材育成に力を入れているそうです。
ベテランのパートさんから学べることは絶対多いと思うので、これはいい取り組みですよね。

パートさんを交えた会議は2週間に1度開かれ、みなで保育について話し合う機会を設けているということでした。

しかし反面人件費が多くかかり、常勤の保育士さんの人件費を削ってパートさんの費用を捻出しているんだそうです。
みんなのお給料を削ってでも人手を増やし、丁寧に人を独自に配置し保育をするとおっしゃっていました。

こういった保育園ほど、もっと保育士さんの環境がよくなってくれるといいですよね。

子供を預ける際には下調べもしっかりするのはもちろんのこと、もしも少しでも疑問に思うことがあれば通園しだしてからも気にするようにした方がいいのかもしれません。
保育士さんの労働環境もよりよくなれば、もっと余裕をもって保育が出来るのかと思います。
それだけではない気もしますが、すべての子供がよりよい環境で保育を受けられるような日本になってほしいですね。

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