妊娠とがん治療の両立は可能!あさイチで紹介された聖路加国際病院と治療法について

妊娠中のがん治療

「妊娠中のがん」があること、さらに子供を諦めることなく治療が出来るということをご存知ですか?
10月31日のNHKあさイチでは妊娠中のがんが特集されました。
現在若い人のがんも増えてきていることを考えると、これから妊娠を考えている方や妊娠中の方も決して他人ごとではない問題です。
妊娠週で変わってくる治療方法や妊娠とがん治療の両立が出来る病院、相談窓口など是非知っておきたい情報をご紹介したいと思います!

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妊娠とがん治療の両立について

高齢出産に伴い増えてきている妊娠中のがん

現在女性の妊娠中のがんに注目が集まってきています。
なぜかというと、その理由として高齢出産の割合が増えてきていることが挙げられます。

女性特有のがん、乳がんも年齢階級別罹患率を見てみると20代後半から徐々に現れ、30代後半、40~50代にかけて劇的に増えることがわかっています。

女性の30代、40代での出産が増えてきたことに伴い、妊娠中にがんに罹る人も増えてきているんですね。

妊娠中のがんは自分の命だけではなく、おなかにいる赤ちゃんの命にも関係しているとても大きなことです。
中には赤ちゃんを諦めなくてはいけないという選択に迫られるケースもあるなどママやご家族にとって本当に辛いことですよね。

ですが現在妊娠中のがんは治療できるケースもあるということがわかっています。
治療が出来ればおなかの赤ちゃんも、ママの母体も両方の命を諦めることなく出産することも可能です。
もしも治療で出来るのであればとても嬉しいことですよね。

妊娠中のがん治療が可能な病院「聖路加国際病院」とは?

番組に登場した方(仮にAさんとします)のケースでは、妊娠4か月の時に胸にしこりがありがんと告知され、抗がん剤治療が出来ないため諦めてくださいと医師に宣告されました。
ですがAさんは自分の治療よりも子供の命を優先したい、と強く希望し調べた病院で出産とがんの両立が可能なことを知ります。

その病院は東京都中央区にある「聖路加国際病院」です。
こちらの病院ではこれまでに70人の乳がん患者の方の出産を手掛けています。

ここでは産婦人科医、がん専門医、小児科医、さらに助産師さんなどがチームを組み、長年がんの治療と出産の両立を目指しています。
アメリカでは以前からこういった取り組みが多くなされてきましたが、日本国内ではあまり知られていないのが現状です。

医療者の中でも妊娠とがん治療の両立ができるということを知らない人が多いんだそうです。
また患者さんにもその事実がいきわたっていないのが現状なため、知らないまま子供を諦めてしまうことも多いんです。

Aさんの場合、がんは3.7㎝だったためまずは抗がん剤で治療を行うことになりました。
6回の抗がん剤治療の結果、胸の腫瘍の転移はおこらず、無事に出産することが出来ました。
妊娠37週の時に帝王切開で出産されたそうです。

さらに続けてがんの摘出手術を行いました。
時間をおくとがんが大きくなってしまう恐れがあるためです。
その後Aさんは薬を服用することもなく経過を観察している段階で、このときのお子さんももう2歳になったそうです。

もしもがんを告知されていた時に諦めていたら生まれてこなかった命が治療を経て、すくすくと元気に成長しているということ、ママも治療後元気でいるということは本当に素晴らしいことだと胸が熱くなりました。

もちろんすべての人がこのように治療がうまくいくというわけではないのかもしれませんが、1つの希望の形としてこれから治療をされる方の支えになるケースなのではないでしょうか。

妊娠週数で違ってくるがん治療の方法

実は妊娠中のがんは、その妊娠週数によっても治療が可能かどうかが変わってきます。
週数別に見てみると、

妊娠週 0~13週・・・がん治療の目安 不可(胎児奇形のリスクがあるため)
14~31週・・・抗がん剤(影響がないとされる週数)
32週~・・・分娩などにリスクがあるため不可

となっています。

妊娠中の場合正常な妊娠の時であっても「絶対大丈夫」とは言い切れません。
がん治療においても同じで、抗生物質も色々種類がある中からデータで安全だとわかっているものを選んで治療するそうです。

1番多いのは「乳がん」だそうです。
妊娠中のがんに関していえば1000人に1人、中でも1番多いのが乳がんです。
乳がんは妊婦さん3000人に1人の割合となっています。

2番目に多いのが子宮頸がんということでした。

普段からがん検診を受けることはもちろん大切ですが、リスクの割合を考えると決して他人ごとではないことがわかりますね。

どうして医療者にも広まっていないの?

なぜ一般的に妊娠とがんの治療の両立が知られていないのかというと、
色々な科の先生の連携が必要なこと、まだまだ妊娠中の抗生物質などのデータが十分ではなかったということなどがあるそうです。

妊娠中に抗生物質治療をして出産され、その時の子がその後無事に成長できているかというところまで見届けなくてはいけないため知られるまで時間がかかったということもあるそうです。

ですが知らなければ診察してくれたお医者さんの言葉を全て信じて諦めてしまう人も中にはいるかもしれません。
知っていれば救われた命があるかもしれないと思うとやりきれませんが、今後どんどん医療者の方の中でも知識を共有してもらい、私たちも知識として知っておくともしもの時に選べる選択肢が増えてくると思います。

妊娠中のがん相談支援窓口

もしもがん治療で相談したい、という方がいれば

聖路加国際病院 がん相談支援室 03-5550-7098 

という相談窓口があります。
全国どこからでも相談可能で、治療できる病院の相談などにものってくれるそうなのであきらめずに是非相談してみてくださいね。

聖路加国際病院

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