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子宮頸がん検診結果のNILMの意味と見方は?陰性なの?

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子宮頸がんの結果が返送されていて、紙を見てみると「NILM」だったことってありませんか?
NILM」とは何のことなのか?ガンには関係しているのか、陰性で問題ない結果なのか詳しく調べてみました!

Contents

子宮頸がんの検診とは?

子宮頸がんの検診は20歳以上の女性が対象の検診で、問診・視診の他に「細胞診」も行われる検診です。

対象が20歳以上~と比較的若い女性から受けることが推奨されているため、ほとんどの成人女性が1度は受けたことがあるのではないでしょうか?
最近では芸能人の方でも若くして乳がんや子宮がんになるなどのニュースをよく聞くようになったので、若い女性にとってもがんはとても身近なものになりましたよね。
検診の方法や内容について詳しくはまた別記事にまとめてみたいと思います。

細胞所見のシステム「ベセスダシステム」とは?

では初めに細胞所見の欄に並んだたくさんのアルファベット表記の見方について触れたいと思います。

この表記方法は2008年6月に日本産婦人科医会で承認された国際基準の新しい様式で「ベセスダシステム2001」というものです。
以前の1~5クラス表記で表されていた方法のデメリットをカバーする形の表記方法で、

・子宮頸部細胞診についての分類が細かくできる
・ヒトパピローマウイルス(HPV)関与のエビデンス(臨床結果)が取り入れられている
・クラス分類ではなく推定病変を一定の基準で記載することができる
・標本(検体)の適否(適正もしくは不適正)を明確に表すことができる

というメリットがあります。

ではこの「ベセスダシステム」による「NILM」とは何なのか、詳しく見ていきたいと思います!

NILM(ニルム)とは

NILM」は「ニルム」と読み、「negative for intraepithelial lesion or malignancy」の略語です。
これを日本語に訳してみると「上皮内病変や悪性腫瘍の否定」という意味になります。

結果は「陰性」つまり「異常はない」という意味です。
「非腫瘍所見」または「炎症」の場合もこれに該当します。
つまりがんではないけれど、子宮頸部が何かしらの原因で炎症を起こしてしまっている場合もこれに当てはまることがあるというわけですね。
ちなみにNILM以外の結果だった場合はすべて「要精密検査」となるので正真正銘唯一の安心できる結果というわけです。

通常検査結果の欄とは別の「細胞所見」という欄に書かれていると思います。

難しいアルファベット表記で書かれているので一瞬不安になってしまいますよね。
異常がないのであれば「異常なし」だけでも十分な気がします(;^ω^)

NILMだった人は検査結果の項目でも「異常なし」に丸がついているかと思います。

今回はひとまず安心できる結果というわけですが、次回の検診の目安は約1年後です。
がん検診は定期的に受けることで早期発見につながるので、自覚症状がなくても毎年決まった時期に受けるようにするといいですね!

ちなみに昨年受けたときもNILMだったのですが、産後から少し経った後でまだ若干炎症が残っていたらしく内診所見だけ「びらん有」になっていたことがありました。

ちなみに筆者は国民健康保険に加入しているため自治体が費用を負担してくれ検診費用は無料でした。
以前違う健康保険に加入していた時でも自治体の補助券を使って費用は1300円程度だったので、それくらいで、安心できるのであれば受けたほうがいいですよね。
今は若い人でもがんに罹る人は少なくないので、若い人でも人ごととは考えず、きちんと検診に行ってみてくださいね(*´ω`)

その他の表記の見方

ちなみにその他の表記の見方ですが・・

ASC-US・・・ LSIL(軽度の異常)と思われるが それ以下の時、それ以上の時がある
ASC-H・・・HSIL(高度の異常)が最も考えられるが それ以下の時も、それ以上の時があるかも知れない
LSIL・・・軽度の異常が推定される。
HSIL・・・高度の異常が推定される(上皮内癌も含まれる)
AGC・・・腺性の異形が認められる。腺異形成という前がん状態もしくは腺がんの場合もある。
AIS・・・上皮内腺がん(最初期の腺がん)
SCC・・・子宮癌が疑われる
Adenoca・・・ 腺がん(進行した腺がん)
Other・・・その他

となっています。
心配な項目があった場合はぜひ一度医療機関を受診してみてくださいね!

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