雛人形は厄除けとして毎年飾ってあげたいもの。ただパーツやお人形が多くて飾るのもとても大変ですよね。
今回は7段の場合の正しい飾り方を写真付きで詳しく解説してみたいと思います!
是非飾る際の参考にしてみてくださいね☆
Contents
まずは土台の階段づくり
まず初めに行わないといけないのは、土台となる7段飾りの台ですよね。
7段の場合はかなり大きいので、できたら2人で行うのがお勧めです!
組み立て方はそれぞれのメーカーによっても異なりますが、だいたいこのような感じになります。
1、ベースとなる骨組みを組む。
※まず後ろのバッテン(エックス)になる骨組みをバッテンの形にし、支える。
次に、床につく部分をバッテンの骨組みにセットする。
そこに階段状になる骨組みをセットしていく。(下からはめると安定しやすい)
最後にお雛様とお内裏様が座る一番上の階段骨組みをセットする。
写真だと左右でこんな感じです。
2、出来上がった骨組みの階段部分に板を乗せていく。
3、下に敷く赤いフェルト上の布(毛せん敷物)を階段の凸凹に合わせて敷いていく。
※この時、1段1段きちんと奥行に合わせて毛せん敷物を合わせて敷くと出来上がりがきれいです。
4、毛せんが敷けたら、ずれないように付属のピンで階段の骨組み部分に留める。
※付属のピンがない場合はヘアピンで大丈夫です!
※先がとがったタイプの場合は毛せん敷物に穴があいてしまうといけないので注意してピンをつけてください。
これでベースが完成しました!
1人で骨組みを組む場合は倒れてこないように十分注意して行ってくださいね(^^)/
お雛様とお内裏様の段を作る
1、まずお雛様たちが乗る台が別である場合はそれを乗せ、他のベースの飾りをつける。
※柵、屏風など
2、お雛さま、お内裏様を飾る。
3、最後にぼんぼりを乗せ、扇子や刀を持たせて完成!
扇子などのパーツは後で他のお人形と一緒に飾ってもいいですね。
ぼんぼりは最後にバランスをみて乗せたほうが、お雛様たちにぶつかる心配がないのでおすすめです。
お雛様とお内裏様の左右位置は?
お雛様とお内裏様を左右どちらに飾るかは、実は地域によっても少し変わってきます。
一般的には向かって左にお内裏様、右にお雛様を飾りますが、古典的な飾り方では逆になるので
京都などでは向かって左にお雛さま、右にお内裏様というところもあるようです。
これは昔の日本では右が上座だったことが影響しているそうです。
絶対にどちらでないとダメ!ということはありません。
基本的には向かって左にお内裏様、右にお雛様で大丈夫でしょう☆
上段から飾っていく
お雛様とお内裏様を飾ることが出来たら、次は上の段から順番に飾っていきます。
完成形はこちらです。
これを目標に飾っていきましょう!
画像は全てクリックで大きく見ることが出来ます
三人官女
三人官女は向かって左から、銚子、中央座り、長柄銚子の順に並べます。
またお人形の間に紅白のおもちのパーツを並べます。
五人ばやし
五人囃子は向かって左から、太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡の順に並べます。
随臣
隋臣(右大臣、左大臣)は左右の端に右近の橘、左近の桜を飾り、その横にお人形、真ん中にご膳を飾ります。
仕丁
仕丁(じちょう)は向かって左から、台傘(丸い形の方)、沓台(靴を持っている)、立傘(長細い形の方)の順に並べます。
また、お人形の間に菱餅を飾ります。
最後の2段はお雛道具を飾ります。
お雛様の種類によっては菱餅などの位置が違ったり、お人形が上下するパターンもあるのでメーカーによって合わせて飾ってください♪
最後に道具を持たせる
もちろんお人形を飾るときに一緒にパーツも飾っていっても大丈夫です!
一番最後に飾り終わったら全体のバランスを少し離れた位置から見て確認してみてくださいね。
また、ちょっとした脚付きのお盆などにお供え物のお雛菓子を乗せて一緒に飾っておくといいですね。
まとめ
我が家は昔から家族みんなで出し、しまっていますがそれも大きくなった今ではとてもいい思い出です。
1年の内に短い期間しか見ることのできないお雛様なので、きれいに飾って家族みんなで楽しんでください☆