かわいいわが子も徐々に赤ちゃんから子供、そしていつかは大人へと成長していきますよね。
そんな健やかな成長を願って飾る端午の節句の飾りですが、いったい何歳まで飾るのが正しいのか気になりませんか?
子供ももう大きくなったし、そろそろ飾らなくてもいいのかな?と思ったり、
子供が成長していくにつれて物も増え、収納スペースも減ってきたしそろそろお寺に返そうなな?と思ったり・・・
でも飾るのをやめてしまったら、これまでの長年の習慣だったゆえに何かいけないことをしているような気になってしまったりすることもあるかと思います。
今回は一般的にはみんな何歳くらいまで飾っているものなのか、基準はあるのか?調べてみました!
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何歳まで飾るのか決まりはあるの?
端午の節句の飾りとえいば鯉のぼりや兜が多いですよね。
これらの飾りは何歳まで飾るのか決まりがあるのかというと、正確にいつまで飾るというものはありません!
それじゃ参考にならないよ~という方のために、いくつか参考になる説があるのでご紹介したいと思います☆
元服まで飾る
昔の人は、今と同じ「子供が健やかに成長するように」と願いを込めて飾ったことから「子供」=「元服するまで」という考えが多かったようで、子供が元服するまで五月人形を飾っていたことが多かったようです。
では元服っていったい何歳なの?というと、これも時代や地域、その家の家柄などで変わってきたようです。
とはいえ一般的には男性の場合は14~15歳で元服することが多かったようです。
つまり端午の節句の飾りを飾るのも14~15歳までだったということですね。
これを参考にするなら、現代に置き換えて20歳の成人を迎えるまで飾ってあげてもいいですし、大学など学生をしている場合は社会人になるまで飾ってもいいかもしれませんね。
もしくは昔の基準にならって14~15歳、中学卒業くらいまで飾るというのもありかもしれません。
7歳まで飾る
もう1つの説は先ほどご紹介したものよりもはるかに短くなりますが、「7歳まで飾る」というものです。
これは現代と違い医療が発達していなかった昔においては赤ちゃんや幼児の子供が7歳まで生きるということ自体が難しかったからなんだそうです。
そのため7歳まで無事に成長することが出来たら、七五三の前に神社に五月人形を奉納するという習わしがあったということです。
ただ、現代においては7歳までというのは少し短いような気もしますよね。
せっかく気に入った兜を用意したのであれば長く飾ってあげるのもいいかと思います☆
小学生くらいだと兜がかっこよくて嬉しかったりしますしね!
最近の傾向は?
最近では、実は小学校5・6年生頃になると兜に興味を示さなくなる男の子が多くなるというデータがあるそうです。
なので、そのあたりを区切りの目安に飾るのを辞めるご家庭も多いんだとか。
無理せず、楽しみながら飾りたい
端午の節句の飾りは、その子の健やかな成長を願うとともに、厄除けの意味もあります。
五月人形がその子の代わりに病や災いをかぶってくれる、そんな存在なんですよね。
赤ちゃんから子供に成長しても、子供から青年に成長しても、いつまでもわが子には変わりなく、末永くその子の幸せを願ってあげたいと思えば成人しても、大人になって家を出て行ったあとでも、もちろん飾ってあげて大丈夫だと思います。
長く飾ってあげればきっと五月人形や鯉のぼりも嬉しいはず。
季節のものを飾ることで、家の中にも季節感が出てインテリアとしても家族で楽しめますしね☆
とはいえ、飾るのが苦痛になってしまったり、とても大変な場合は無理をせず、飾る親御さんも楽しめる範囲で飾れば問題ないと思います。
住居の引っ越しなどで飾るスペースがなくなってしまったりする場合もあると思うので、ある程度の年齢になっていればそれも一つの区切りにしてもいいかもしれません。
もしも何歳まで飾るのがいいのか悩んだ場合は、昔の人のやり方や自分の親のやり方などを参考にして決めてもいいかと思います。
飾りを出さなくても食事などでお祝いすることも出来ますしね。
ご家庭にあったお祝いの仕方で端午の節句を楽しく過ごしてくださいね☆
まとめ
- 「何歳まで」という基準はない
- 「元服まで」なら14~15歳
- 「7歳まで」という考え方もある
- 大人になっても末永く飾ってあげてもOK
少しでも参考になれば幸いです☆