「爪甲脱落症」ってご存知ですか?
爪が根元から剥がれてくる病気なのですが、実はこの爪の病気、夏に子供の間で大流行する「手足口病」の後遺症として知られている病気なんです。
実は私も先日この症状が爪に現れびっくりして皮膚科に行ったところ「爪甲脱落症」だと判明しました。
実際にどんな感じの爪になるのか、写真に撮ったので突然爪が剥がれてきたけど何の病気だろう・・!?と心配な方は是非見比べてみてください!
爪甲脱落症とは?
「爪甲脱落症」とは
爪甲が後爪郭近くから末梢に向かって剥離
した状態の爪のことを言います。
※国立感染症研究所から引用
今回私も爪に異変を感じ、皮膚科に行ってこの名前を教えてもらいました。
初め、産後まもないころだったので産後によくある貧血などで爪に影響があったのかな?と思ったのですがそうではありませんでした。
「少し前に手足口病にかからなかった?」
と聞かれました。
そう、この「爪甲脱落症」は夏に大流行する「手足口病」の後遺症として後から遅れて爪に発現する症状なんだそうです!
まさか、まったく予想していなかった先生の言葉にびっくりしました。
さらに私には身に覚えがあったので改めてそんなことがあるんだ!?とびっくりでした。
実は出産後すぐ、それも産院に入院中に突然指の先と足先にポツポツが出始め、舌の先端にも出現して手足口病と診断されていたんです。
この時も一体どこから感染したのか全く分からなかったのですが、幸い上の子にも赤ちゃんにもうつらなかったので事なきを得ていました。
それからだいぶたった今、まさか手足口病の影響だなんて思いもしませんよね。
なんでも手足口病の症状が出てから4週間~13週間ほどで現れることがあるものなんだそうです。
それも、手足口病と一口で言ってもその中には10種類ほどのウイルスがいるそうで、その中の「コクサッキーA6型」というウイルスに感染した場合に爪に異変が現れるということでした。
つまり私が感染した子は「コクサッキーA6型」だったんですね~。
このウイルスが爪の根元に入って、爪を作る細胞にダメージを与えるため新しく生えてくる爪に異変が現れるんだそうです。
確かに爪が生えてくるまでって時間がかかりますもんね。
このタイムラグにも納得です。
ちなみにこのウイルスでの感染がとても多いそうです。
なので爪甲脱落症に悩む方も少なくないと思います。
では、具体的にどんな感じの爪になってしまうのか写真に撮っておいたのでご紹介したいと思います!
爪甲脱落症の爪の画像
まず小指です。
これは異変が現れてすぐ撮った写真です。
根元が浮いているのがわかりますでしょうか?
こちらは薬指がなってしまっています。
ちなみに私は左手小指、右手親指と薬指に発症しました。
これからさらに爪がどんどん伸びてきて、こうなりました。
こちらは親指です。
対処法&身をもって感じた注意したほうがいいこと
ほったらかしにしておいて、爪が伸びたら切ろうと思ったのですがこの爪甲脱落症、爪が伸びてきてからのほうがやっかいでした。
根元が浮いていたころはまだ何も影響がなかったのですが、伸びてきてそろそろ爪切りで切れそう、でもまだ早い!というくらいの時、爪を無意識で生活の中で使うと薄くなっているところから「べろっ!」と爪が反対側に沿ってしまうことが多々あったんです。
それはもう「ひや~~っ!!!」と叫びたくなるくらい、嫌な感覚です。
そんなことが爪が切れる長さになるまでしばらく続き、最終的には浮いていたラインの端が割れ、べろっと爪が横にむけてぶっちぎる感じで上側を切り離してしまいました。
(その時も痛かったです)
痛い思いをしたくない場合は、爪の補強をネイルサロンなどでやってもらったほうが日常生活に支障がなさそうだな、と身をもって思いました。
もしくは簡単にばんそうこうなどで剥がれないように留めておくのもいいかもしれませんね。
心配な場合は素人判断だとわからないと思うので、皮膚科を受診してみるとはっきりわかると思います!
個人の体験談ですが、少しでも参考になれば幸いです(´▽`)