2人目が新生児の生後18日でRSウイルスに感染して入院することになってしまいました。
2歳までにほとんどの子供が罹るウイルスですが、1歳未満の子供が罹ると重症化する恐れもあるため注意が必要な病気です。
名前は知っていましたが、まだ夏だったこととまだ免疫があると思っていたので完全に油断していました。
一時はどうなることかとかなり心配な入院生活でしたが無事退院することができたので、病気の症状が出てから入院するまで、回復の仕方など、自分も始めとても不安で体験談をかなり調べたので少しでも参考になればと、詳しくまとめてみたいと思います!
Contents
RSウイルスとは?
RSウイルスは風邪の一種だそうで、大人がかかると咳や鼻水が出るあくまでも風邪の一種です。
今回我が家は上の3歳の子供から新生児の2人目に移ってしまいましたが、上の子は特に重症化することもなく普通の鼻水と咳の風邪で終わりました。
注意しなくてはいけないのは、特定の疾患などを持った小さいお子さんや1歳未満の子供です。
特に月齢が小さいほど重症化する恐れがあるそうで、我が家はまだ生後1か月にも満たなかったため即入院となりました。
RSウイルスは呼吸器系に悪さをするウイルスで、総合病院では「呼吸を忘れてしまうこともある怖いウイルス、脅すわけではないが最悪の場合お亡くなりになることもある」
と看護師さんから説明があり、かなりショックを受けたのを覚えています。
一般的な症状は「鼻水・咳・発熱」と本当に普通の風邪なのですが怖いのは「重症化したとき」です。
ですが「重症化」と言われても正直ピンときませんよね?
私もよくわからず、「何がどうなったら重症化=危険なの?」と初めは思いました。
「重症化」とは、具体的に言うと感染することで「肺炎や細気管支炎」に移行することだそうです。
娘も胸のレントゲン写真を撮ったところ、肺炎にはなっていませんでしたが気管支炎になっていたようで入院しながら回復を見ていくことになりました。
初め風邪っぽい症状が出ていて受診を悩んでいた時や、RSウイルスとわかってから本当によくなるのか、何日くらいで回復してくれるのか、とても心配でネットで体験談などを検索しまくったので、我が家の経験もどなたかのお役に立てれたら、と思い今回の記事を書くことにしました。
症状が出てから入院、退院、回復するまでの流れを詳しく書いてみたので少しでも参考になれば幸いです!
小児科受診から入院まで
ことの始まりは上の子の鼻水と咳からでした。
また出産退院してから間もなかったので、下の子に移ってはいけないと思い手洗いうがい、手指消毒をしっかりしていましたがそのかいもむなしく、数日後下の子の鼻からつーっと鼻水が出ていることに気が付きました。
その時は「早速風邪がうつっちゃったのか~」とあまり深刻にとらえていなくて、とりあえず様子を見ることにしました。
ちなみにこの時まだ生後2週間足らず!
母体からの免疫があるから病気をしないだろう、と高をくくっていたのもあるかもしれません。
鼻水が出だした次の日も鼻水は止まらず・・
3日目についに咳も出始め、小児科を受診しようか悩み始めました。
ただネットなどで調べても赤ちゃんはデリケートなので鼻水や咳は何もなくても出やすい、という意見もあったんですよね。
熱は全くでなかったので受診すべきかどうか決めかねていました。
小児科に行けば安心はするかもしれませんが、逆に病気を拾う可能性も高いのでまだ新生児だったため行くことに抵抗があったからです。
ですが遂に咳にたんが絡むような重たい咳をするようになってきたことと、鼻水で息苦しそうな点がかわいそうだったので一度受診することにしました。
次の日が土曜日だったこともあり、これを逃すと次は月曜日の受診になってしまうというタイミングだったこともあります。
結果、RSウイルスだと小児科の先生がすぐに調べてくれて判明したのできちんと受診して本当に良かったと思いました。
ちなみにRSウイルスだと断定するにはウイルスの検査をする必要があります。
小児科では念のため、という感じで鼻水でウイルスの検査をしました。
実はこの検査、先生によってはただの風邪と診断してやってくれず、見逃してしまうケースもあるそうなのでいい先生に当たって本当に良かったと思います。
検査後はその場ですぐに結果が出て、その時は「RSウイルスという今の時期では珍しいウイルスが出たので、紹介状を書くので念のためすぐに総合病院に行ってください」と言われびっくりしました。
(ちなみに8月でした!通常は冬場に流行る病気なんだそうです。)
この時はただの風邪だと思っていたので、何か小児科の検査ではわからないようなことが総合病院に行けばわかるのかな?程度にしか考えていませんでした。
その後家族ですぐに市民病院に行き、隔離診察室に通されました。
これはもしかしてただ事ではないのかも・・?と心配していたら看護師さんが「まだ小さいので9割がた入院になると思います」と言われ、その後先生が来て診察し、「今から入院してください」と言われたのでびっくり!
なんでもこのウイルスは呼吸器系に悪さをしてしまうウイルスなため、月齢が低いほど慎重に診ていく必要があるということでした。
突然の入院にびっくりしましたが、病院で24時間診てもらったほうが安心なのでお願いし、私は一緒にすぐに入院、上のこと夫には一度自宅に帰ってもらい入院の準備を持ってきてもらいました。
入院生活での回復の流れ
いよいよ入院となったわけですが、入院中はこんな流れで回復していきました。
金曜日 入院初日
少し散らかっていますが(;´∀`)
娘はまだ小さいのでコットに入り、親が入院患者用のベッドを使わせてもらえました。
小児科病棟だったのでソファーベッドもあり、そちらは夫は使いました。
枕元には左から酸素マスク、鼻水吸引器、ナースコールなど。
入院が決まり、胸のレントゲン写真を撮影
点滴、採血、足に酸素濃度と心拍を測るモニターをつけられました。
足につけているブルーの機械とコードが酸素濃度を測る機械です。
ここに酸素濃度と心拍数が出るようになっていました。
お洋服も入院着で、毎日違うデザインでしたが肩が開くようになっているもので、点滴をしていても簡単に着ることができるようになっていました。
これはボランティアの方たちの手作りだそうで、びっくりしました。
ありがたいことですね。
点滴はこちら。
いきなり採血や点滴の管で腕をぐるぐる巻きにされた我が子を見てかなり胸が痛かったです。
病気にさせてしまって本当にごめんね、と思いました。
当日の夜は、咳き込んでなかなかまとまって眠てくれず親もヘトヘト。
鼻水は4時間おきくらいに数回吸ってもらい、まだ夜間の頻回授乳もあったためこまめに起きていましたがその都度息が止まっていないか心配で確認していました。
ちなみに熱は入院する前から退院まで一度も出なかったです。
そのことも自宅で様子を見ていた時にたいしたことないだろう、と思ってしまった一因だと思います。
熱が出なくても要注意なんですね・・・。
土曜日 2日目
火曜日に検査をして問題がなければ退院と言われました。
昼間は割と元気に!鼻水咳は相変わらず。
夜酸素濃度が下がり、初めての酸素マスクを付けることになりショックでした。
酸素マスクも寝ている間にずれてしまい、気が気じゃなかったです。
日曜日 3日目
3日目にして少し母乳の飲みがよくなってきたような感じでした。
夜もしっかりまとまって眠れるようになり、生後3週間ごろになっていて視線が合うようになってきた嬉しい成長の変化も見られました。
月曜日 4日目
母乳がしっかり飲めるようになってきます。
体重も増え続けていて、回診でも胸の音も悪くないと言われ安心。
まだ咳き込んでいましたが、鼻水は午後から少なくなってきました。
夜もまとまって寝てくれるように。
もしかしたら明日退院になるかもしれないということで、急いでネットで鼻水吸引器を購入しました。
(退院後も鼻水は最後まで長引くかもしれないと言われていました)
火曜日 5日目
朝薬を飲ませた後 採血、レントゲン撮影をして結果次第で退院できるとのこと。
鼻水はまだまだ出るも、咳は少し少なくなってきたような気がしました。
検査結果が出て無事に退院に!
5日間の入院でしたがほっとした瞬間でした。
特徴的な症状とは?
RSウイルスの場合のどがやられるのが特徴的で、娘も
- 鼻水(一番初めの症状)
- 咳(痰が絡むような咳)
- 胸がゼコゼコ・ゼロゼロ・ゼーゼー言う
という症状がありました。
特に胸のゼーゼーいう音は症状が一番ひどくなった時に現れて、回復し始めてからはなくなりました。
先生にも胸の音がよくなると安心ですね、と言われていたので回復の1つの目安かもしれません。
もし風邪かもしれない、と思っても咳がかなり出る、ゼーゼー言うようだったら疑ってもいいと思います。
入院でした治療方法
ちなみに、入院して具体的にどんな治療を行うかというと、娘の場合は
・脱水症状にならないために24時間常に点滴
鼻が詰まったり、息苦しかったり、熱が出て母乳やミルクが飲めなくなってしまうことがあるからだそうです。
・足の裏に酸素濃度と心拍を測るモニターを24時間装着
このモニターのデータはナースステーションに常に飛んでいて、酸素濃度が低くなったりするとすぐに看護師さんが駆けつけてくれるようになっていました。
90台後半の数値以上だと安心だそうで、授乳をしているときは下がることもあるそうです。
実際娘も授乳中は80台にまで下がってしまうことが何度かありましたが、その都度看護師さんが慌てて見に来て「授乳中なのね、なら仕方ないですね~」ということが何度かありました。
2日目の夜に酸素マスクを付けることになったときだけ、本当に下がってしまっていたようです。
・1日3回の粉薬
薬は1日3回飲ませました。
たんの絡みをなくす薬だった気がします。
まだ小さく自分で飲むことができないので、水で溶かしてスポイトで与えました。
・1日3回の吸入
のどを楽にさせるための吸入も1日3回行いました。
あとは親が気が付いたときにナースコールを押して、鼻水を吸引してもらうという感じです。
入院中大変だったこと
入院中は上の子がいなかったので自宅で2人見るより楽だった点もあったのですが、呼吸が止まってしまうんじゃないかと常に心配で心配で精神的にとても疲れました。
ほぼ24時間つきっきりで付き添いで泊まりだったので、慣れない入院生活も5日間とはいえこたえ早く自宅に帰りたかったです。
子供は無事に3日目くらいから日を追うごとに無事によくなっていってくれたので本当によかったな~と。
後は上の子がいたのでさみしがり、かわいそうでした(/_;)
小児科病棟は上の子は入れないようになっていたので、1日1回シャワーを浴びがてら自宅に帰ってはいたのですがそのたびに「行かないで~!」という感じで胸が苦しかったです。
自宅に帰ってから
自宅に帰ってからは引き続き粉薬を1日3回飲ませ、1週間後に最後小児科を受診しもう大丈夫!とお墨付きをもらいました。
退院してからもずっと鼻水は出ていたので心配でしたがこれで本当にほっとできた瞬間でした。
その後もまだ鼻水は続きましたが、咳はもう全くなったので鼻水吸引器でこまめに吸ってあげるようにしてケアを続けました。
出産後初めての外出で即入院となってしまってドタバタでしたが治って本当によかったです!
新生児の赤ちゃんの症状は自己判断せず即病院へ!
あくまでも我が家の経験から、ですが自己判断せずに小児科を受診したのが正解でした。
あのまま自宅で様子見を続けていたら、どんどん症状が悪くなってもしかしたら最悪の事態を招いていたかもしれません。
ネットなどでは「鼻水は様子見で大丈夫」と書かれているものも多かったので初めはそれを信じていましたが、やはり素人の自己判断ほど危険なものはないなぁと改めて実感しました。
もちろん新生児などの小さい子が病気の子が多い小児科を受診するリスクはあると思うのですが、小さいほど急激に容体が悪くなることもあるそうです。
早めに小児科の先生などに診てもらえば重症化する前に対処をしてもらえることもありますし、自宅で不安に感じているよりもママも安心できますよね。
我が子を守れるのは親だけ!
それを痛感する経験でした。
上のお子さんがいる場合は病気が移ってしまうのはどれだけ予防を徹底してもどうしようもない場合も多いと思いますが、我が家もしっかりと予防もしていかないといけないなと思いました。
よく「赤ちゃんには風邪を引いている人を近づけてはいけない、家族にそのような症状の人がいる場合は配慮するように」という注意を見かけると思うのですが、はっきり言って上の子がいる場合はこれ、無理ですよね!?
絶対無理じゃないか!と痛烈に思いました。
なので、まったく感染を予防するのは正直無理だと思うので「上の子がいる場合は上の子(&大人)に風邪をひかせない」というのが一番の予防かもしれませんね(;´∀`)
RSウイルスは新生児の場合本当に怖いそうなので、症状に気が付いたら是非早めに受診してみてくださいね。
本当に、あなどるなかれ風邪、です!
今回買ってよかったもの
今回の病気で鼻水吸引器を急遽買ったのですが、これが本当によかったです!
退院後も鼻水だけはしぶとく続きましたが、毎日小児科に通うのは大変ですし、感染のリスクもあるので自宅でこまめにケアしてあげられるのはとても便利でした。
退院後もひどいときは1日4~5回吸ってあげていたので、もう元は取れた気がします笑
絶対に今後も風邪は引くと思うので、無駄になりませんしね。
我が家は吸引力とデザインの良さに惹かれて「メルシーポット」という電動吸引器を買いました。
口で吸うタイプとは比べ物にならない吸引力で大量に吸ってくれるのでかなりよかったです。
またこちらも詳しくレビューしたいと思います!