BCGいわゆるはんこ注射の傷は、見た目ですぐにそれとわかる傷で赤ちゃんの腕にくっきり残ってしまっていたり、成長して大人になってからも消えずに悩む人は多いのではないでしょうか?
特に女性や、女の子の赤ちゃんのお母さんは将来きれいに消えるのか?と心配ですよね。
今回ははんこ注射の気になる人におすすめしたい、痕がきれいに消える方法を調べてみました☆
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そもそもどうして傷跡が残るの?
BCGの予防接種の接種部位は法令(薬事法)で定められていることをご存知でしょうか。
実は見えないところに打ちたいといった理由などで、腕以外の場所に接種することができない注射なんです。
その理由は、上腕外側のほぼ中央の位置に打たないともっとひどくケロイド化してしまうことがわかっているからなんです。
でも、痕が残りにくいとされる上腕に打ってもどうしても痕が残ってしまうのがハンコ注射ですよね。
この「痕が残っている」状態というのも実は大切で、9つの針の注射を2つ腕にスタンプしますがそのうちの2/3が残っていれば免疫がついたとされているんです。
痛い思いや大変な思いをして、せっかく腕に傷までつけておいて肝心の免疫がついていなかったら元も子もありませんよね( ;∀;)
なので本当は傷跡があるということは、しっかりと反応が出た証ということなので体にとってはとてもいいことなんです。
とはいっても見た目に関わる問題、しかもとてもよく見える場所なので気になる人は気になってしまいますよね。
また、BCGはジュクジュクした化膿を繰り返してだんだん傷がよくなっていく傾向があるため、どうしても傷跡が残りやすくなってしまうんです。
その他の理由としては、体質的にケロイドになりやすい人というのがどうしても痕が残りやすい傾向にあります。
肌の色も関係しているといわれていて、色が白い人のほうが一般的にはケロイドになりやすいんだそうです。
傷をきれいに治すには?
そんなはんこ注射の傷をきれいに治すには、やはりプロの手を借りるのが最終的には一番きれいに消える方法です。
例えば傷の修復のプロである「形成外科」や「美容形成外科」といったところを受診すればカウンセリングを受けることができます。
ただ、形成外科は保険適用となる場合が多いのに対し、美容形成外科では実費となる場合が多いので予算なども踏まえてまずは形成外科を受診するのがおすすめです。
また現在ではケロイド外来といった外来のある病院もあります。
大手の病院にはほとんど形成外科は入っているので、そういうところで探してみるといいかもしれませんね。
どんな治療法になるの?
治療法としてはいくつかあるようで
- ケナコルトなどのステロイド剤注射を打って目立たなくさせる方法
- 傷の部位を切除して再度縫合する方法
- ステロイドシートやシリコンテープを貼って治す方法
- 飲み薬で治す方法
- 炎症を抑える目的で塗り薬を使う方法
などがあります。
それぞれの傷跡の具合や希望する方法で変わってくると思うので、一度相談してみることが大切ですね!
ちなみに炎症を抑える目的で使われる塗り薬の一環として「ヨモギローション」がケロイド外来でも使われています。
おすすめヨモギローションの使い方
ヨモギは古くから切り傷やアトピー改善に効果があると多くの人に愛用されてきた植物です。
ヨモギに含まれているタンニンには血止めの効果があり、ほかにも抗菌作用や炎症止めの作用をもつ成分が含まれているんです!
おすすめの使い方はローションをコットンにたっぷりとり、ローションパックをする方法です。
とても簡単なので是非やってみてくださいね。
まとめ
- 傷の残りやすさには個人差がある
- どうしても気になる場合はプロ(形成外科・美容外科など)に相談する
- 自宅で出来る簡単なケアとしてはケロイド外来でも使われているヨモギローションがおすすめ
あとは、自分が気にするほど他人は自分のことを全然気にかけていないもの。
誰も見ていないことだと思えば少しは気にならなくなるかもしれません。
何事も気の持ちようともいいます。
少しずつ気にならなくなると一番いいですが、気になる場合は試してみてくださいね。