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子供の病気・怪我

重症につながる子供のヒヤリハット事故ベスト5!対策法と体験談を紹介!

子供の事故
9月3日のNHKすくすく子育てで放送された「子育てのヒヤリ・ハット」の中でも特に「重症につながるヒヤリハット事故」にはどんなものがあるのか、具体的な事故、誤飲や窒息、転倒・転落・やけど・溺れなどの体験談や対策方法をご紹介します!
今回教えてくださるのは小児科医の山中龍宏先生です。

Contents

ヒヤリ・ハットとは?

ヒヤリ・ハット」とは、一歩間違えたら重大な事故になったかもしれない、ヒヤリとしたりハッ!とした経験のことをいいます。

子供の行動は予測が出来ないことばかりなので、子育てのヒヤリハットはとても多いですよね。
子供の場合は何か月でどんな事故が起こりやすいかがわかっています。
赤ちゃんは日々発達するので事故が起こるんですね。

そのため親が事前に情報として知っておくことで、未然に防ぐことが出来るものでもあるんです。

重症につながるヒヤリハット事故

窒息

窒息は新生児から4か月ごろまでに多い事故で、6か月以降は誤飲による窒息が増加します。

実際にヒヤリとしたママたちの体験談にはこんなものがありました。

  • 生後1か月:授乳後、げっぷさせないであおむけに寝かせたらゴボッと吐き戻していた。
  • 生後4か月:寝返りできるようになり、いつのまにかうつぶせ寝になっていた。

他にも
タオルが顔にかかってしまっていることがあった などなど。
夜の間の寝返りが不安というママの声もありました。

なんと年間で窒息で亡くなってしまう赤ちゃんは70~80人もいるんだそうです。
原因は、吐いたミルクを詰まらせてしまったり、布団などで顔を覆ってしまうというものです。

対策は?

窒息を防ぐための対策方法は、やわらかい布団は避け、頭の近くにぬいぐるみなどを置かないことです。

危険な状態かどうかの見極め方は、息をしていない、顔色が青い、白いといった時は119番をしなくてはいけない状態です。

転倒・転落

続いては転倒・転落です。
自分で動けるようになるにつれ増加する事故で、好奇心から思いもよらない事故につながる可能性があります。
実際に赤ちゃんのけがで病院を受診する人のほとんどが、転倒や転落によるものだそうです。

  • 生後2~3か月:ソファに寝かせていたら床に落ちていた。これは多数同じ体験談が寄せられました。
  • 生後11か月:車のおもちゃの上に立って、一回転して落下した。
  • 生後11か月:開けられないと思っていた引き戸を開けて、はいはいし、玄関のタイルに落下した。
  • 生後8か月:スイング式のチェアにつかまり立ちしたら転倒してしまった。
  • 生後3か月:ベビーカーのハンドルに荷物をかけすぎていて倒れてしまった。

他にも

  • 綿棒が大好きで気づいたら持っていて、転んだら危ないのでヒヤヒヤする。
  • ベビーサークルを利用していたが足をかけて転落してしまった。

というものもありました。

病院を受診する目安は?

転倒や転落をした場合、病院に行った方がよい心配な状況の見極め方はというと、
意識がない、けいれんを起こす、出血がある
といった場合は119番をしてください。

泣いたら大丈夫ともいわれていますが、一概にそうも言えないそうで、2日くらいは様子を見ることが大切です。
1日たった後で体調が悪くなることもあるからです。

ベビー用品で事故が起こった場合

ベビー用品で何かしらの事故が起こってしまった場合は、より安全な製品になるように情報を共有することも大切です。
クレームではなく、「どこで、どういう状況で何が起こったか」という詳しい情報をメーカーや消費者庁に伝えましょう。

消費者庁消費者ホットラインの電話番号は 188番 です。

親の不注意だと思いがちですが、決してそれだけではないのでメーカーにも伝えることが大切ということでした。

対策は?

基本的には危ないものは手の届かないところに置いておくことが大切です。

1歳の子供の場合は、高さ+奥行きの合計が90㎝までは手が届く範囲と考えてOKです。
(つまり台やテーブルの高さが70㎝の場合は奥行き20㎝までは危険なゾーンということです)

これが2歳になると110㎝、3歳になると120㎝まで手が届くようになります。
また踏み台などがあるとよじ登ることもできるようになります。
よじ登ることが出来ないように見直すことも大切です。

子供の成長具合によっても、上の目安の数値は変わってくるので注意が必要ですね。

また、歯ブラシを歩きながらくわえていて転び、のどにささってしまう事故もあるので、ガード付きの歯ブラシを使うのがおすすめということでした。

誤飲

誤飲は生後5か月ごろから始まり、7~10か月がピークになります。
手に取ったものはなんでも口に入れるため、1歳半ごろまでよく起こる事故です。

誤飲にはこんな体験談が寄せられました。

  • 1歳3か月:日焼け止めのチューブをちゅうちゅうしていた。
  • 生後11か月:冷蔵庫についていた磁石を知らない間に食べていた。
  • 1歳3か月:薬のごみを口に入れてもごもごしていた。
  • 生後8か月:おちょこを口に入れたり出したりして遊んでいたら出せなくなった。

他にも

  • タバコ
  • 上の兄妹の使っている消しゴムなどの文房具

などがありました。

我が家も実は煙草を誤飲したことがあります(´・ω・`)
主人が出しっぱなしにしていたものを食べてしまっていたんです。
本当にあの時はびっくりし、血の気が引きました。

問い合わせで一番多いのも煙草だそうです。

煙草の誤飲の時の対策法はこちらに詳しくまとめています。

対策は?特に危険なものはコレ!

誤飲は直径39㎜より小さいものは可能性があるとされています。
大人の手で親指と人差し指で丸を作ったくらいの大きさが目安です。

7~10か月のころはなんでも口に入れてしまうため、特に危険なものを親が覚えておくことも大切です。
現在では一番危険なものは「ボタン電池」とされています。
親が知らないうちに誤飲し、最悪の場合死に至ってしまうケースもあるとても怖いものなんです。

子供が誤飲すると、食道に張り付いて何日も経つと穴が開いてしまうこともあります。
ボタン電池の対策としては、家の中に何個あるか、どの製品に使っているか把握しておくこと、
使用器具の蓋やねじはしっかりと占めておくことが大切です。

他にも

  • 強酸性や強アルカリ性の漂白剤やカビ取り剤、トイレの洗剤
  • 石油製品の灯油やマニキュアの除光液など揮発性高いもの

これらが特に危険なものです。

是非覚えておいて、手の届かないところに置きたいですね!

誤飲してしまった時の救急番号

誤飲に気が付いたときは「中毒110番」(日本中毒情報センター)に電話してください。

大阪:072-727-2499(24時間)
つくば:029-852-9999(9~21時)
です。

煙草、洗剤、医薬品、化学物質、動植物の毒などによる中毒事故の相談にのってくれます。

溺れ

子供は水深5㎝で溺死の可能性があります。
お風呂に水をためておかない、一緒にお風呂に入るときは目を離さない、洗濯機の近くに踏み台を置かないことも大切です。

こちらでも詳しくまとめています。

やけど

炊飯器や電気ケトルなどに注意が必要です。
危険なものは置く場所に工夫をし、コードをたらさないようにします。

まとめ

どんなに気を付けていても事故の可能性は誰にでもあります。

大切なことは「ひょっとしたらうちの子にも事故が起こるかもしれない」を常に思っておくこと。
特に重症度の高い事故を防ぐために環境を整えることが大切です。

わが子も煙草の誤飲の他に、勝手に網戸を開けられるようになっていて、1人でベランダに出ていたことがあったり、
椅子によじ登って遊んでいて、危ない!と思った瞬間に背もたれ側から椅子ごと倒れてあごを怪我してしまったりしたことがありました。

特に動き回れるようになってからは、親が家事などで少し目を離したすきにヒヤリとすることをかなりするようになり
本当に環境を整えることの大切さを身をもって感じています。

自分の不注意などで大切なわが子をなくしてしまうことがないように、出来る限りの対策をとって、もしものことがないように心がけたいですね。
またできればなくて済むのが最善ですが、もしも事故が起こってしまった時に適切な対応が取れるように知識を持っておくことも大切だと思いました。

是非ママだけではなく、パパやおじいちゃん、おばあちゃんとも情報を共有して家族みんなで対策をとれるようにしたいですね!

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