子供の好き嫌いに頭を悩ませるパパママは多いのではないでしょうか?
栄養面を考えても、食べ物は何でも好き嫌いせずおいしく食べてほしいですよね。
今回は以前NHKあさイチで取り上げられた子供の好き嫌いをなくす克服方法をまとめてみました!
キーワードは「味覚力」!
ではその方法をご紹介します♪
Contents
味覚力の高い子供は好き嫌いがほとんどない!?
実は最新の研究で、味覚力の高い子供は食べ物の好き嫌いがとても少ないというものがあるということがわかったんだそうです。
これは数値で表してみると、味覚力の高い子供は好き嫌いが「まったくない・あまりない」と答えた子供がなんと83%!
これは味覚力が低い子供の約2倍の値です。
逆を言えば味覚力の低い子供は半数以上が好き嫌いがあるということになりますよね。
では味覚力の高い・低いとはなんなのか気になりますよね。
味覚力とはものを食べた時に様々な味を舌で感じることが出来る力のことをいいます。
実はこの味覚力は幼少期からの食べたもので培われることがわかっているんです。
番組の調査では、味覚力が高い数値を示した人は小さいころから煮物やけんちん汁など野菜たっぷりの昔ながらのメニューを多く食べていたことがわかりました。
逆に低い人は肉ばかりを好み、野菜が苦手という食事の内容でした。
味覚力の低い人は成長期に苦みやうまみをあまり経験しておらず、舌が色々な食べ物に対応できなくなっているんだそうです。
ではどれくらい好き嫌いが多いと偏食、つまり味覚力が育たない目安になるかと言うと、1週間に10品目だと偏食と言えるそうです。
1週間で30品目をとれれば、かなりよいといえるということでした。
よく1日で30品目とも言われていましたが、今は栄養の摂りすぎになるということで言われなくなりましたよね。
作る方としても1日30品目だと大変ですが、1週間で30品目だったら無理なく献立をたてることが出来そうです。
好き嫌いをなくす1つ目の対策はずばり「味覚力を育てる」こと!
まずは1週間に30品目を目安に献立をつくるように心がけましょう♪
朝ご飯を一汁一菜の和食にする
2つ目のポイントは「朝ご飯を一汁一菜の和食にする」ということです。
この和食というのもただの和食ではなく「スーパー和食」と呼ばれている1975年ごろの洋食も食卓にとりいれ初めて来たころの和食のことを指します。
具体的にはまず手始めに朝ご飯を「一汁一菜」にします。
ご飯にお味噌汁と、おかずを一品つける料理のことですね。
これなら作るのも割と簡単で、忙しい朝でもぱぱっと出来るのではないかと思います。
難しい場合は夕食の残り物を再利用したり、お弁当のおかずの1品を出してもいいかもしれませんね。
朝ご飯を一汁一菜にすると、子供の体にもいい変化が出ることがわかっているんだそうです。
最近問題視されている子供の便秘の多さにも、朝ご飯を和食にすることはとても効果があるのでおすすめです。
温かいお味噌汁は腸にいい発酵食品ですし、ご飯は体を温め代謝をアップさせる炭水化物です。
お味噌汁にお野菜をたっぷり入れて、納豆でもつければばっちりですね!
また自分で「いただきます・ごちそうさま」という子供は言わない子供に比べて自分が健康だと感じてる割合が圧倒的に多いということもわかっています。
小さいころから食事の前の挨拶は子供のためにも習慣づけたいですね!
苦手なものも食卓に出す
子供が苦手で食べないからと言って、まったく食卓に出さなくなってしまうのは逆効果!
苦手なものでも少しでもいいので、食卓に並べることが大切なんだそうです。
大人がおいしそうに食べる
人のものはおいしそうに見えるもの(笑)
他の人がとっても美味しそうに食べていたら、「もしかしておいしいのかも・・」と興味を持ってくれるかもしれません。
ここはパパやママは迫真の演技でお願いします(笑)
買い物・料理に参加させる
自分が参加した買い物や自分で作った料理なら、ただ出されるだけのご飯よりも興味がわき、食べてみようかな、どんな味なのかなと興味を持ちやすいんだそうです。
自分でできた!という達成感や家族との一体感も体験できるので、積極的に参加させたいですよね。
外食などで非日常を演出する
苦手なものも、ちょっとおしゃれなレストランや今まで行ったことがないようなお店だとワクワクして食べられることもあるかもしれませんよね。
また、外食だと普段家では作らない・作れないような料理を食べることも出来るので、未知の味覚の体験をすることもできます。
知らず知らずの内に、苦手なものも食べれてしまうかも!?しれませんね。
~まとめ~
子供の時に食べたものが味覚を育てることもわかっています。
好き嫌いをなくすことは味覚を育てることでもあり、大きくなってからも色々なものをおいしく食べることが出来るようになるとても大切な事なんです。
大人になってからも食べられないものが多いと、仕事上の付き合いや結婚・友人関係などの食事の中で困ることも多くなりますし、肉ばかり食べるような食生活を送ってしまったら健康のためにもよくありませんよね。
子供が小さい内に親がしてあげられること、かつ毎日の生活の中で欠かさず行う「食事」という生活習慣の中で味覚力をはぐくんであげることが出来たらとても素晴らしいことだと思います。
とはいっても、いきなりは難しい!という人も、まずは1週間で30品目、和食の朝食を心がけると少しずつ変わっていくかもしれません。
是非やってみてくださいね(*^^)v